SVHCについて知ろう|海外に持ち出すには

女の人

環境汚染物質の分析

工場

試料を送付して検査

欧州連合では環境保護の目的で、化学物質の使用に関しREACH規制という基準を設けています。この規制の中で、発ガン性や生殖毒性があり、自然界で分解されにくく生物に蓄積するリスクが高い物質のことを、SVHCと呼んでいます。日本語で高懸念物質とも呼ばれるSVHCは、人の健康に重大な影響を与える可能性が高く、EU域内での使用には注意が必要です。EUに製品を輸出する際には、製品に含まれるSVHCの量を届け出る義務があり、SVHCが含まれるかどうか分からないときは輸出できないことがあります。そのためEUへの輸出品については、専門の分析機関に調査を依頼しなければなりません。SVHCの分析を依頼するには、必要な分量の試料を分析機関に郵送します。どれぐらいの試料が必要かは、分析する物質によって異なります。正式な調査結果は1〜2週間で出るのが普通で、英語や日本語の報告書を受け取れます。もちろんEUでも通用する第三者機関の報告書です。SVHCには第1次から第14次まで、168の物質がリストアップされています。たとえば第1次リストには15種類が掲載されており、日本で分析を依頼すると8〜10万円程度が料金の相場になっています。リストによって料金は異なり、複数のリストを組み合わせると割安で分析を受けられます。すべての物質を検査するには30万円ほどかかりますが、具体的な金額は見積を取って比較するとよいでしょう。